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つけ麺はなぜ魚介系が多い? 熱盛のメリットとデメリットは? つけ麺について茨城のラーメン店がわかりやすく解説!

2024.02.13

こんにちは!
茨城県稲敷郡阿見町で営業中のラーメン店「麺屋黒源」です。

今日はラーメンによく似ているけどちょっと違う「つけ麺」について解説!
意外と知らない由来や、素朴な疑問までいろいろ調べてみたのでご紹介します♪

■この記事を読むとわかること■
・つけ麺の特徴と歴史
・熱盛のメリットとデメリット
・つけ麺に魚介系スープが多い理由
・茨城の人気つけ麺店の紹介

ラーメンの歴史についてはこちらの記事でご紹介しているので、気になる方はぜひ合わせてチェックしてみてください!

つけ麺とは?

つけ麺というのは、麺とスープが別々の器に盛り付けられて提供される麺料理のこと!

普通のラーメンは麺がスープにひたった状態で出されますが、つけ麺はそれぞれ分かれているんですね。

お蕎麦やそうめんのように、タレに麺をつけて食べるというスタイルになります!
ただスープや麺の基本自体はラーメンと変わらないので、「ラーメンの親戚」のような存在ですね♪

つけ麺は、1955年に東京の大勝軒さんというお店が考案したのが発祥だと言われています。

意外と歴史があるのにびっくり!

その後は全国的にもブームになり、今ではすっかり麺料理の定番として定着しています。
ラーメン店でつけ麺も提供しているお店も多いですし、つけ麺専門店もありますね♪

つけ麺の特徴

つけ麺はラーメンと似ている部分が多いですが、単に「ラーメンの麺とスープを分けただけ」ではなく、独特の特徴もあります。

一番は麺を水で締めるかどうか!

普通のラーメンは、麺を茹でた後湯切りをして、熱々のままスープに入れますよね。

一方つけ麺は、麺を茹でた後、冷たい水で一度締めてからお皿に盛り付けるというのが大きな違いなんです!

これにより、普通のラーメンと比べて麺がキュッと締まってコシが強くなり、舌触りもよくなるんです♪

ラーメンでこれをやるとスープがぬるくなってしまうのですが、スープと別々に提供するつけ麺ならその心配が少ないわけですね。

普通のラーメンはスープが主役だとよく言われますが、つけ麺は逆に麺の存在感が強い料理と言えますね!

つけ麺のもう一つの特徴は、スープが濃厚なこと!

お店にもよりますが、普通のラーメンよりもつけ麺の方がドロッとした濃い味のスープであることが多いですね。

ラーメンの場合は麺がスープに浸っているので、スープが濃厚すぎると味が濃くなりすぎてしまう恐れがありますが…
つけ麺は自分で麺をスープに付けて食べるので、味の濃さを自分で調節することができるんです!

このあたりも蕎麦やソーメンと同じで、スープというよりも「タレ」というイメージでしょうか?

ラーメンだとくどくなってしまう濃厚スープも、つけ麺ならちょうどいい塩梅でたっぷり楽しめるのが大きな魅力ですね♪

熱盛のメリットとデメリット

ご紹介した通り、冷水で締めたコシのある麺を楽しめるのがつけ麺の魅力!

しかし、スープと麺が別々に提供されるとはいえ、麺をスープにつけて食べていると、だんだんとスープがぬるくなってしまいます。

ラーメンが好きな人は気になってしまう点かもしれません!

そこで「最後まで熱々の麺を食べたい!」という方に向けた提供方法が「熱盛」

これは、麺を締めた後もう一度お湯につけて温かくしてから提供するという方法です。
これならスープが冷めづらいので、いわばつけ麺とラーメンのいいとこ取りができる食べ方ですね♪

ただし、普通のつけ麺と比べると一度温める分独特の触感はやや薄れてしまう点に注意しましょう!

温かさを取るかつけ麺ならではの味わいを取るか、悩ましいところですね…。

つけ麺のスープはなぜ魚介系が多いの?

みなさん、つけ麺というとどんなスープを思い浮かべますか?

多分、濃厚な魚介系スープをウリにしているお店が多いイメージがあると思います!

ドロッとしてコクがあるスープが、コシのある太麺に絡んで、それをズズッとすすりあげる…。
まさにつけ麺の王道の味ですよね♪

ただ、「なんでつけ麺と言えば魚介系なの?」という素朴な疑問を抱く方もいるのではないでしょうか?

ラーメンなら醤油や塩、豚骨に味噌といろいろ種類があるのに、なぜかつけ麺になると魚介系が圧倒的に多いイメージですよね!

いろいろな理由が考えられますが、一つは上でも紹介したつけ麺発祥のお店「大勝軒」さんが魚介系のスープで味付けされていること。

このお店で修行したり、影響を受けたお店が多いことから、つけ麺=魚介スープのイメージがついたのではと言われています。

もう一つは、これはあくまで個人的な予想ですが、普通のラーメンとの差別化という観点!

普通の醤油スープや豚骨スープをつけ麺として出すと、どうしても「ラーメンとあまり変わらない」というイメージになってしまいがちです。

しかし濃厚魚介系スープは普通のラーメンでは比較的少数派なので、「つけ麺らしさ」が出しやすいのでは…と思っています。

もちろん魚介系のラーメン店さんもありますが、魚介系でしかも濃厚なスープとなると、どうしてもクセが強くなって好みが分かれがちになるんですよね…。

しかしつけ麺ならスープの量自体は少ないですし、味の強さもセルフで調節できるので、比較受けいられやすいのかなと思っています。

もちろん魚介系以外のスープのつけ麺で美味しいお店もたくさんありますよ!

個人的にオススメなのが、味噌系のスープのつけ麺♪
濃厚ながら魚介系とはまた違った味わいを楽しめるので、気になる方はぜひ調べてみてください!

茨城で食べられるつけ麺のオススメ店!

それでは最後に、茨城で人気のつけ麺店をご紹介したいと思います!

まずは「麺堂 稲葉」さん。

こちらのつけ麺は、鶏白湯スープに煮干しのダシが入った特性スープ!
飲みやすいのにコクがある味わいが人気の一品です。

住所:茨城県古河市大山560-1
公式サイトはこちら

「特級鶏蕎麦 龍介」さんも鶏と魚介のダシが特徴。
店名の通り鶏肉が名物なので、肉好きな方はぜひチェックしたいお店ですね!

住所:茨城県土浦市永国778
公式サイトはこちら

「麺や 虎徹」も茨城のラーメン店の中ではぜひチェックしておきたい有名店。

こちらのつけ麺は珍しい塩スープが特徴!
あっさりした風味ながら満足度も高く、リピーターも多い人気メニューになっています♪

住所:茨城県行方市玉造甲661-6
公式SNSはこちら

まとめ

つけ麺についてご紹介しました!
ラーメンと似ている部分もありながら結構違う部分もあって、面白い食べ物ですよね!

ラーメン好きな方も「つけ麺も好き」という方も入れば、「ラーメンじゃないとダメ!」という方もいて様々ですよね♪

食べ物の好みはそれぞれなので、それでいいと思います!

ただ、もし食べたことがないという方がいればぜひチャレンジしてもらいたいと思います!
もし美味しければ、好きな食べ物がひとつ増えることになりますからね♪

ご紹介した通り、つけ麺は麺を水で締めるのが醍醐味なので、まずはその方法から試してみてもらいたいですが…

スープがぬるくなるのがイヤという方は、ご紹介した通り熱盛でもOK!

まずは感覚に則って、一番自分に合うと思う食べ方でチャレンジ!
それから徐々にいろんな食べ方を試してみるのが良いと思います♪

当店・黒源でも、つけ麺はご提供していないものの人気の濃厚豚骨ラーメンを始め様々なメニューをラインナップ!

つけ麺とラーメン、それぞれの魅力をぜひどちらも味わって楽しんでください♪