こんにちは!
茨城県稲敷郡阿見町で営業中のラーメン店「麺屋黒源」です。
今回のテーマは、とっても身近な存在である「インスタントラーメン」!
■この記事を読むとわかること■
・インスタント麺とは
・油揚げ麺とノンフライ麺の違い
・人気のインスタント麺
・インスタント麺のオススメちょい足し
意外と知らない製法の違いやインスタント麺を美味しく食べる方法まで、茨城のラーメン店がじっくり解説したいと思います!
Contents
インスタントラーメンとは?
インスタントラーメンというのは、長期保存できてお湯をかければすぐに食べられる麺のこと!
普通のラーメン店で使われる麺は、生麺を茹でたものです。
しかし生麺は長期保存することができず、お家に常備しておくには向いていません…。
インスタント麺は、麺を油で揚げたり乾燥させたりして長期保存を可能にしたもの!
1958年に日清食品の創業者である安藤百福さんがチキンラーメンを発明したことで有名ですよね。
(ラーメンの歴史についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、よろしければどうぞ!)
ただ、インスタント麺といってもいろいろな種類があり特徴も様々!
例えば、袋麺かカップ麺かは大きな違いです。
袋麺は、袋に麺が入っていてお鍋で茹でるタイプ。
カップ麺はカップにそのまま熱湯を注いでお手軽に食べられるタイプですね。
手間がかからないという点ではカップ麺が勝りますが、本格的な味を楽しめるという点では袋麺の方が向いており、それぞれメリットがあるので好みに合わせて選びたいですね♪
油揚げ麺とノンフライ麺
そしてもう一つ、インスタント麺の味を左右する重要な違いが麺の製法!
現在のインスタント麺は大きく分けて、油揚げ麺とノンフライ麺の2種類があります。
油揚げ麺というのは、正式名称は「瞬間油熱乾燥法」と言って、名前の通り油で麺を揚げて長期保存を可能にした方法。
上でもご紹介した通り、安藤百福さんが発明したチキンラーメンもこの製法で作られています。
一方、ノンフライ麺というのは「熱風乾燥法」によって製造された、麺を油で揚げずに熱風で乾燥させる方法。
1969年に明星食品さんが初めて発売した「中麺」が、このノンフライ製法による初のインスタントラーメンと言われています。
この2つは製法だけでなく、様々な点で違いがあります!
油揚げ麺は、油で揚げた時に麺の中の水分が蒸発するため、麺の中に僅かな穴が開くそう。
そこにお湯を注ぐことで麺がほぐれやすくなり、短い時間で食べられるようになっているんです。
ただし麺がほぐれやすい分、柔らかくフニャフニャとした食感になりがちなのが少し好みが分かれる点。
また油で揚げているのでスープにコクが生まれやすいですが、その分カロリーが高くなりがちという特徴もあります。
昔ながらの基本的なインスタントラーメンというイメージですね!
一方、ノンフライ麺は油を使わないためカロリーが低く、生麺に近いコシのあるツルツルした食感を再現できるのが大きなメリット!
かつては戻し時間が長くなりがちな欠点があったのですが、現在は研究が進んで油揚げ麺と遜色ない時間で食べられるようになっています。
ただし製造にコストがかかるため、油揚げ麺よりお値段が高くなりがちなのがネックです。
ちなみにこちらの油揚げ麺とノンフライ麺は、パッケージを見ると見分けることができます。
油揚げ麺は原料のところに「油揚げ麺」と書いてあるのでわかりやすいですね。
一方ノンフライ麺は、パッケージのどこかに「ノンフライ」と書いてることが多いので、それを見て判別しましょう!
定番インスタント麺を紹介!
ここからは、人気の定番インスタント麺についてご紹介していきましょう!
まずは定番中の定番、日清さんの「カップヌードル」!
ご存知の通り、世界で初めて発売されたカップ麺ということで有名ですよね。
油揚げ製法のカップヌードルは、柔らかくて食べやすい食感が特徴。
ラーメン屋さんのラーメンとはまた違ったジャンルなんですが、定期的に「あのカップヌードルの麺が食べたい!」となる人も多いのでは?
まさにインスタント麺の代名詞的存在ですよね♪
カップにお湯を注ぐだけで食べられる手軽さはもちろんですが、スープも侮れないほど本格的!
定番の醤油味のほか、魚介のコクがたっぷり詰まったシーフード味や、日本独自の進化を遂げたカレー味など、どれもそれぞれファンが付いているほど個性がありますね。
一方、ノンフライ麺のおすすめは東洋水産さんの「マルちゃん正麺」シリーズ!
こちらは「生麺うまいまま製法」という名前の通り、まるで生麺のようなコシや舌触りが魅力の商品です。
個人的には、最初に食べた時はインスタント麺の概念を覆されるぐらい美味しくてびっくりしました!
ツルツルとした食感に、シコシコとした噛みごたえ…。
ラーメン店の麺と比べても引けを取らないぐらいの品質!
インスタントでこんなに美味しいものがあるとなると、ラーメン店としても身が引き締まる思いですね。
もちろんスープも高クオリティ。
どの味もコクと深みがあり、麺にしっかり絡んでラーメン全体の味を演出してくれます。
所詮インスタント麺なんて…と思っている方にはぜひ食べていただきたい一品です♪
インスタント麺のオススメおすすめちょい足し!
インスタント麺はそのままでも美味しいですが、さらに美味しく食べるには自分でトッピングを増やすのがオススメ♪
自宅だからこそ気軽にお好みの味に調節できるのがインスタント麺の良いところですよね。
野菜
まずは定番の野菜!
食感が楽しめるネギや栄養たっぷりのキャベツ、ガッツリ食べたい方にぴったりのもやしなど種類は様々。
本格的に調理してもいいですが、簡単に茹でてスープの中に入れるだけでも、味・ボリューム・栄養すべての面でクオリティがアップするのが嬉しいポイント!
やっぱりインスタント麺の魅力は、お手軽にラーメンを楽しめることですからね♪
チャーシュー
ラーメンの具材の定番と言えばチャーシュー。
ただ、お家で自家製チャーシューを作るのはちょっぴりハードルが高いですよね。
それでもお肉が欲しい場合は、ハムやソーセージなどお手軽にトッピングできるお肉を使うのがオススメ!
お肉があるだけでぐっと本格的な雰囲気になりますよ♪
卵
インスタント麺に卵と言えば、やっぱり元祖チキンラーメン!
シンプルな麺とスープに、マイルドな卵が絡んで相性抜群なんです。
もちろん、それ以外のインスタント麺に卵を入れるのもオススメ。
ゆで卵にしてもいいですし、半熟のまま乗せて黄身を崩しつつ食べるのも味変になって楽しいですね♪
ラー油
インスタント麺をお手軽に本格的な味にしたいなら、オススメなのがラー油!
油をプラスすることでスープにコクが出て、麺の味も引き立ちます。
あまり入れすぎると辛くなってしまいますが、それほど辛くないタイプのラー油も売っているのでお好みに合わせて選んでいただくと良いと思います♪
ニンニク
ガッツリ系のラーメンがお好きな方に人気なのがニンニクトッピング!
お店でもお好みで量を調節できるところが多いですが、自宅で食べる場合は好きなだけ投入できるのが嬉しい点ですよね♪
瓶詰めの刻みニンニクでもいいですし、ニンニクチップを乗せるのも食感が変わってグッドですよ!
まとめ
インスタント麺についてご紹介しました!
麺の製法は意外と知らない方も多かったのではないでしょうか?
ぜひ、ご自宅では気軽にインスタント麺を楽しみ、より本格的なラーメンを楽しみたいという方は当店・麺屋黒源にお越しください♪