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ラーメンの塩分は多い? 塩分を控えながらラーメンを食べる方法はこれ!

2024.02.28

こんにちは!
茨城県稲敷郡阿見町で営業中のラーメン店「麺屋黒源」です。

以前↑の記事でラーメンのカロリーについてお話しましたが…。
今回はその中でも「塩分」に絞ってさらに深く考えていきたいと思います!

「ラーメンは食べたいけど塩分が心配…」という方はぜひこの記事をお読みください! 笑

塩は「一番美味しくて一番不味い」食べ物!?

そもそも塩分というのは、食べ物の中に入っている食塩の量のこと。

食塩は料理においてもっとも基本的な調味料の一つ!
これについては、あの有名な武将・徳川家康と側室の「お梶」という女性に関する逸話が有名です。

ある日、徳川家康が家臣たちと「この世で一番美味しいものはなにか」という話題で盛り上がっていたそうです。

(現代の私達とあんまり変わりませんね 笑)

新鮮な刺し身や豪勢な食材が上がる中、尋ねられたお梶の方は「塩」だと答えます。

なぜかというと「どんな料理でも塩がなければ味気がなくて食べられない」からだそう。

たしかに、塩は地味な存在ですが様々な料理を支えるとても重要な調味料!
いちばん大事な食べ物と言っても過言ではないので、この考え方はその通りですよね。

一方で「この世で一番不味いものはなにか」という問いに対しても、お梶の方は「塩」と答えます。

なぜなら「どんな料理でも塩を入れすぎてしまうと食べられるものではないから」とのこと。

たしかに、塩がなければ味気がないですが、かといって入れすぎてしまうと今度はしょっぱすぎて食べられませんよね。

少なすぎても多すぎてもダメな、料理の味を左右する存在…それがお塩!
とっても深いエピソードですよね。

塩分が少なすぎる・多すぎるとどうなる?

この逸話からもわかる通り、塩は我々の生活に欠かせない存在!
人間に必要な栄養素は大きく5つに分けられると言われています。

タンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルの5つで、このうち塩分はミネラルに分類されます。

塩分が不足してしまうと、頭痛や吐き気・食欲不振などの症状を引き起こしてしまいます。

特に運動して汗をかいた時などは塩分不足になりがちなので要注意!

しかし、逆に塩分を取りすぎてしまった場合も別の問題が生じます。
具体的には、血圧が上がったり肝臓や心臓の疾患につながりやすくなってしまうんです!

少なすぎても多すぎてもダメ、という意味では先ほどのお梶の方のエピソードと同じかもしれませんね。

1日の塩分摂取量は何g以下がいい?

それでは、具体的にどれぐらいの塩分を接種すればいいのでしょうか?

目安としては、1日あたり成人男性は7.5g成人女性は6.5g未満に抑えるのが健康上は良い言われています。
しかし、実はこの目安をクリアできている人は多くないようで…。

日本人の平均を見ると、成人男性で11g女性で9g程度と言われているので、全体的に塩分過多な傾向があります。

(「みんな取っているから大丈夫!」と安心しちゃう人もいるかもしれませんね 笑)

日本人が塩分を取りがちなのは昔からだそうで、醤油や味噌といった伝統的な調味料には塩分が多く含まれていますし、漬物屋や魚の干物などにも塩が使われています。

日本は山が多いので、海鮮物を日持ちさせようとするとどうしても塩を多く使ってしまうんですね…。

そして気になるラーメンの塩分量ですが…。

もちろんラーメンの種類にもよりますが、一般的なラーメン一杯に含まれている塩分は6g前後と言われています!

つまり、成人女性の場合はラーメンを一杯食べるだけで一日の適正塩分量をほぼすべて摂取してしまうということ!

これはちょっぴりショックかも!?

ちなみにスープの味による塩分の差はそれほど無いようです。

塩分を控えながらラーメンを食べるには?

こう見ると、ラーメンは塩分という観点では控えた方がいい食べ物に見えてしまいますが…。
「それでもラーメンが食べたい!」という人は、私含めて多いと思います 笑

そんな方のために、ラーメンを食べながら塩分もできるだけ減らす方法を考えました!

まずは「スープを飲み干さずに残す」方法。

カロリーの記事の際もお伝えした通り、スープにはかなり塩分が含まれているので、これの摂取量を減らすだけでもかなりの減塩が可能です。

具体的には、麺を食べるだけでスープを残した場合、塩分は半分以下に抑えられるそう!
これなら1日のうち、摂取していい塩分を一食で消費してしまう…ということもないですね♪

カリウムを取って塩分を排出!

しかし、スープはラーメンの主役なのでどうしても飲みたいという人もいるはず…。
そんな方は、カリウムが豊富に含まれた食材を食べるのを意識しましょう!

カリウムというのはミネラルの一種で、摂取しすぎた塩分の排出を促す効果があります。
ラーメンとの食べ合わせがいい食材と言えますね♪

カリウムが多く含まれているのは、豚肉や牛肉の赤身だったり、魚の白身、葉野菜類など。
バナナやじゃがいも、りんごなどにも豊富に含まれています。

ラーメンの具材で言えば、チャーシューやほうれん草などはカリウムを接種しやすくて好相性ですね!

またカロリーの時も言いましたが、1食ではなく1日~数日単位で摂取量を管理するというのも大事な観点。

例えばお昼にラーメンを食べた場合は、夜は塩分少なめのあっさりした料理で収めたり…。
連日ラーメンを食べないようにする、というぐらいでもしっかり効果はあると思います!

「一切ラーメンを食べない・スープを飲まない」と決めてしまうと大変ですし、長続きしませんからね!

塩分は本当に体に悪い?

このように塩分を摂取しすぎずラーメンを食べる方法を考えてきましたが…。

そもそも「本当に塩分のとりすぎはカラダに悪いの?」という疑問もありますよね。

もちろん、大量に塩を取りすぎるのはよくないと思いますが…。

日本人の平均が1日10gで世界的には「取りすぎ」と言われているのに、同時に日本は世界的な長寿大国であることを見ると、なんだか不思議な気がしますよね。

特に和食など昔ながらの食事の方が塩分は多くなりがちだったりしますし…。

もし本当に塩分過多がカラダに悪いのなら、もっと日本の平均寿命は下がっていてもおかしくありません。

実はここはお医者さんの中でも意見が分かれるところで、「多少取る程度なら問題ない」と考える方もいるそうなんです!

こちらの記事のお医者さんによると、人種によって減塩の効果は様々で、日本人のようなアジア人は減塩で血圧が下がるとは限らないとも言われています。

また「血圧はそもそもいろいろな要因で上下する」「血圧で病気になる率はさほど変わらない」というデータも示されていますね。

あくまで個人的な考えですが、こういうお話を聞くと減塩に躍起になりすぎるのもあんまり良くないのかな…と感じますね。

もちろん偏った食事はよくないですが、「塩分を7.5g以下に!」と必死になりすぎて、食生活を無理に変えたり好きなものを一切食べなくなってしまうと、そちらのストレスの方がカラダに悪いのでは…と思ってしまいます 笑

どんな健康法でも続かなければ意味がないので、まずは「気持ちスープを飲む量を減らしてみる」「カリウムの入ったものを多めに取ってみる」というぐらいからスタートし、もし体調が優れないのであればより本格的な食事療法に取り組む…という順序でも良いと思いますよ!

みなさんも無理なく体調管理しながら、麺屋黒源のラーメンを楽しく味わっていただければと思います♪